都市住宅の庭のデザインとは
庭のデザイン
都市住宅の庭事情はたいへん厳しい条件下にあります。
狭い面積では、グランドカバー(地被植物)プランツなどの植栽部分を除いて、
好みの色やテクスチャー(質感)をもつ自然石、タイルやレンガ、コンクリートブロックなどの舗装材料を用い、
地面全体を覆うことによって、狭い庭を園路としてもテラスとしても有効に利用することが出来ます。
植栽部の形は様々な大きさの正方形や長方形にし、またいくつかの植栽部は枕木などで囲み、
少し高くして、他と高低差をつけるなどして庭に変化をもたせます。
直線で区画割りした舗装は区切りの意味合いが強くなり、幾何学的でどうしても庭全体が固い表現と成ります。
そこで、植物を用いてやわらかさを表現します。
グラウンドカバープランツ(地被植物)
グラウンドカバープランツとは、平面や法面の地表面や、建物の壁面のような垂直面を覆う低木、
草本、ツル性植物、ササ、コケ、芝などの植物のことです。
植栽方法としては、個々の植物の特徴を強調する単植ではなく、いくつかの植物を適度に混ぜて植える事により、
お互いの植物が自然と溶け合い、その結果、庭が落ち着いた景観となる混植をおすすめします。

↑市松模様の庭園(京都・東福寺) ↑整形的なデザインの住宅庭園(オランダ)

代表的な地被植物

↑ジエビネ ↑西洋イワナンテン、ヤブカンゾウ、キボウシ

↑ヤブコウジ ↑シャガ
自然風の庭木
私達の多くは、自然な曲線の園路をもつやわらかい表現の自然風景庭園に親しんできました。
そこで、庭を落ち着いた景観にするため、前述のようにグラウンドカバープランツを用いたのですが、
さらに垂直方向には自然風の中高木の庭木を配します。
やわらかいカーブを描くような横に広がる枝振りを持つ、ヤマボウシ、ナツツバキ、モッコクがよいでしょう。
その他には、イロハカエデ、アブラチャン、エゴノキ、カリン、カクレミノなどがあげられます。