芝生と上手に付き合おう

  【芝生の役割】
  芝生は、緑の地被という鑑賞以外に、歩く、座る、寝転ぶなどの
  運動もできる丈夫さ、他のグランドカバープランツにはない大きな特徴です。
  芝生のある空間は、庭全体に広々とした開放感をもたせ、
  心の安らぎを与えてくれます。そして、美しく花咲く花木や花壇を一段と映えさせます。




  【芝生の管理】
  芝生は管理が大変だと聞きますが、それは芝生に対する適切な管理方法を
  知らないからであって、決して難しくありません。
  芝生の管理の役割を紹介します


  1.刈り込み
  芝草を芝生として維持する上で最も大切なのが、刈り込み作業です。
  適正に刈り込まれた芝生は、通風・採光が図られ地上部の生育が促進され、
  葉数や匍匐茎数が増加し、下葉の枯れ上がりえを防ぎ、
  古葉が刈り取られるので芝が若返ります。


  2.施肥(肥料入れ)
  肥料は刈り込みと共に芝生管理では重要な作業です。
  多くの家庭の芝生は、一般に施肥料が少なめではないかと思われます。
  健全な芝の葉色は緑色か濃緑色ですが、肥料不足による黄緑色の芝生をよく見かけるからです。
  一般的には、暖効性窒素入り化成肥料をおすすめします。
  これは、ゆっくり効く暖効性窒素肥料のIB、CDU、ホルム窒素と、比較的速く効く肥料を組み合わせたものです。
  施肥料は、窒素成分が芝の生育に大きく影響を与えるので、窒素を基に決めます
  1回当り窒素を4〜6g/u、年間15〜18g/uが標準です。


  3.エアレーション
  よく踏まれている芝生の土壌は固まり、通気が悪くなって根の育成に悪影響を及ぼします。
  そこで、ローンスパイクや農業用フォークを土中に深さ10〜15cm、10cm間隔に突き刺し、根郡域に酸素を供給します。

  4.レーキング(ブラッシング)
  少量のサッチ(芝生と土の間に溜まった枯れた葉、茎、根あるいは刈りカスのこと)は、水分保持などに有効ではありますが、
  多量に推積する(マット状態)とフワフワしてうまく刈れない、排水不良になる、病害虫の生息場所になるなど、
  不健全な芝生になってしまいます。
  そこで、熊手などで芝生の中からサッチを取り除きます。
  目砂がよく入り効果的なのでおすすめします。


  5.目砂
  目的は、サッチの分解、匍匐茎をカバーして芝の生育を促進するなどにあります。
  1年に1回、少なくとも2年に1回は行なってほしいものです。
  晴天の日に、葉先が必ず出る程度に散布し(多すぎると窒息します)、
  砂がよく乾いた後、ホウキなどで掃くと芝生の中によく擦り込めます。

  6.除草
  施肥と刈り込み作業をきっちりしておけば、雑草はさほど発生しないので、
  芝生としての美観が維持でき、除草作業は省力化できます。

  7.潅水
  夏場、晴天が続くと大変ですが、スプリンクラーや自動潅水機を利用すれば非常に便利です。
  潅水する時はたっぷりとします(自分では相当散水したつもりでも、後で試しに掘って見ると水は案外深くまで届いていないものです)。
  量が少ないと土壌の表層部にしか水が届かず、根もその辺りに多くなり、日照り弱い芝生になってしまいます。
  また、冬でも適度潅水することにより、春はげ症の予防になります


芝生の年間管理作業
1月 ・この時期でも地下部は生きているので、乾燥しないように時々散水して下さい。
 春はげ症の予防になります。
2月 ・雑草が多く発生して手で抜くのが困難なときは、ランドアップ、バスタなどを
 葉面に散布します。低温のため薬効はやや遅れますが、コウライシバや
 ティフトンシバなどの暖地型芝は地上部が冬枯れしており、薬害が出ることは
 ありませんので、安心して使用出来ます。
3月 ・本格的な芝生作業のプログラムが、今月から始まります。
・昨秋発生した越年性雑草がこのころからよく生長するため、
 芝の生長が抑えら れます。早め  に抜き取りましょう。
・根の伸長を助けるため、ローンスパイクや農業用フォークを土中に突き刺し、
 土中に空気を入れます。
4月 ・新芽が生長してきたからといって慌てて肥料を与えると、少量でも肥料焼けを
 おこすことがあります。肥料は根が十分伸長する5月が無難です。
・大きな株となった雑草を抜いた後、土が掘れくぼんだところには、砂を入れて
 凸凹のないようにしましょう。
・下旬ごろから、生育力のあるヒメシバなどの夏型雑草が発芽し始めます。
 中旬に、シマジン(除草剤)を施用し、発芽を抑制します。
 ただし、施用量を守らないと薬害の出ることがあるので、注意してください。
5月 ・芝生が伸長してくる時期です。最初の芝刈は、葉先を揃える程度にしましょう。
・施肥の適期です。窒素4〜6g/uを目安にして下さい。
・夏ごろに大きくなるヒメシバなどの夏型雑草も、今はまだ小さいので、
 この時期なら手で抜くのも楽です。
6月 ・エアレーションといって、剣先ショベルやローンスパイク,
 農業用ホークを差し込み
土中に空気を入れます。
 これは、同時に匍匐茎を切ることになり、芝が活性化し、
 新しい匍匐茎が出て芝が若返ります。
7月 ・コウライシバは、1年中で最もよく生長します。
 少なくとも2回刈り込みが必要です。
 刈り込み回数が多いほど、美しい芝生ができます。
・肥料を与えます。窒素6g/uが目安です。
8月 ・コウライシバは乾燥に強いシバですが、それでも晴天が続くと
 まず初めに葉が巻き、そして萎れます。適時散水をしましょう。
・気温が上がるとシバはよく生長します。
 暑くて大変ですが、刈り込みを怠らないようにしましょう。
 芝生づくりは刈り込みからです。
9月 ・夏の暑さで弱ったシバに、養分となる肥料を補給します。
 窒素5〜6g/uを目安に施します。
10月 ・スズメノカタビラなどの冬型雑草が、発芽し始めるところです。
 雑草発生直後の幼苗時に抜いてしまえば後が楽です
 上〜中旬に発芽前土壌処理除草剤(シマジン)を施用すると
 発芽が抑えられ効果的です
・今月の刈り込みが、今年最後になります(コウライシバ)。
 刈り込みの高さは、葉先を揃える程度で低くしすぎないようにしましょう。
11月 ・生長が止まり、葉は茶色に枯れます。
・スズメノカタビラは、コツコツと抜き取ります。
12月 ・スズメノカタビラは、コツコツと抜き取ります。

   芝生は二つに別けられます。
   
日本芝(暖地型芝)西洋芝(冷地型芝)に分類されます。
   日本芝は住宅庭園で使われています。
   西洋芝はゴルフ場やスポーツグランドなどで使用されています。
   詳しい種類特徴はこちらです。

   西洋芝 それは細かでつやがあり、柔らかい。
   そのうえ緑が濃く、年中グリーンを保つ・・・
   それが西洋シバです。
   シバ張りの手間がいらず、タネまきで簡単に芝生がつくれます。
   仮に失敗しても、またタネをまけば大丈夫。
   そんな気軽さで家庭でも簡単にできるので
   一度ご家庭でチャレンジしてみませんか??


  次のページは、家庭で気軽に西洋芝による芝生づくりです