写真1

@丹波鉄平石
A諏訪鉄平石
Bピンコロ石
C青石
D木レンガ




写真2

Eインターロッキングブロック
F耐火レンガ
Gコンクリートレンガ
Hレンガ
I装飾用レンガ




写真3

J人造石タイル
Kタイル
Lセラミックタイル

         アプローチ・園路・舗装材料

               庭づくりの材料には、樹木や芝生、草花などの有機材料と、石や砂利、タイル、レンガなどの無機材料があります。
               園路やテラスなどの舗装に使用される無機素材の種類と、その用い方を今回は取り上げてみました。

           岩石材および木材(写真1)

           自然の素材なので天然の味わいがあり、柔らかい感触、やすらぎを演出することが出来ます。

              @丹波鉄平石・A諏訪鉄平石
              ともに安山岩で、古くから一般住宅などの敷石、コンクリートを飾る張石として広く用いられています。
              但し、丹波鉄平石は現在ほとんど産出されていません。

              Bピンコロ石
              8X8cmに加工された角型の石で、自然石ですがその形から洋風の庭によく用いられます。
              サビのついた薄褐色の落ち着きのあるものや、8X16cmの大きさのものもあります。

              C青石
              青い色調でやや派手さがあり、庭に変化を出すときに用います。

              D木レンガ
              樹種にはマツ、ヒノキ、ケヤキなどがあり、木材独特の弾力性があるため床面の衝撃が緩和され、また木のもつ優しさがあります。
              その上、長期間の耐久性もあり、園路やテラス、玄関ホールなどに利用できます。

           レンガ・コンクリート材・タイル類(写真2・3)

           JIS規格がほとんどで大きさが一定しており同じ物だけで施工すると単調になりますが、色調や大きさの違うものを組み入れてデザインすることにより、
              変化や動きのある園路またはテラスができます。

              Eインターロッキングブロック
              短形や円形などいろいろな形、色、大きさがあります。公園や道路の歩道に使われているのを良く見かけます。写真4のように、
              デザインによっては柔らかいカーブも描け、また施工は床材として砂を敷きその上に置き並べるだけなので容易です。

              F耐火レンガ・Gコンクリートレンガ・Hレンガ
              園路の舗装、花壇の縁取り、テラスやバーベキュー炉として一般的な材料で、最近ではこれらの使い古したものがあり、重宝されています。

              I装飾用レンガ・J人造石タイル・Kタイル・Lセラミックタイル
              大きさ、色調、テクスチャーとも各種あります。
              尚、周囲の壁と同じ材料で園路などを舗装すると空間が同一化され、そのデザインの様々な要素を結び付けることが出来ます。

                    


                                    
                                 写真4 インターロッキングブロックを用いた園路


         砂利など(写真5)

          砂利道や景砂の敷砂、敷砂利として使われています。砂利道を歩くときのザクザクと音を立てる感触はソフトですし、最近は防犯の為に使っています。
            ただし、芝生などに砂利が跳ねて入り込まないように、縁石などはしっかりする必要があります。
            敷砂利の施工は、第1図にあるように、10mmのモルタルの上に厚さ30mmほど敷きますが、突き硬めた床土の上に直接敷いてもよいです。
            ただしその場合、砂利の量をモルタルに敷く場合の2倍以上にします。

          Mセラミック砂利
             本来は土壌改良材としてつくられたもので、砂粒のサイズは粗いものから細かいものもで各種あります。
             また、吸水すると色調も変化し、踏圧に対して強く、敷砂利としての利用もおもしろいのではないかと思われます。

             N砕石
             コンクリートの骨材として岩石を破砕したもので、安値なので広面積の敷砂に適します。
             色調が灰色と味わいに欠けるので、粒度別に分けられた単粒度砕石の中でも細かい粒度のものを選択する方がよいでしょう。

             Oさび砂利
             白川砂に比べて明るさはやや劣りますが、サビがのっており落ち着きは勝るものがあります。

             Pみはま砂利
             丸みのある青・黒色の砂利で庭に落ち着いた雰囲気を出します。散水すると表面が光沢を帯びて美しいです。

             Qインテリアバーク
             木レンガ同様、木のもつ温もりがあります。しかし、その上をあるくことが出来ないので、写真6のように飛石の周りに敷くと、
             石材の硬さと木材の柔らかさがうまく調和します。

             R白川砂
             枯山水様式の庭で多くつかわれており、白色が庭に明るさをもたらします。
             白色が庭に明るさをもたらします。波を表現する砂紋をつけると動きのある敷砂になります。

                


                 
            写真6  インテリアバークを敷くと木のもつ温もりが出て、雑草の発芽も抑える


          園路を生かした庭 (第2図)

           和風の庭を設計してみました。コクチナシで縁取りをした自然曲線の飛石の園路で、庭を従段して区切り飛石の周りはさび砂利を敷き、
              飛石から足を踏み外すと砂利がザクッと音を立てるので踏み外さないように足元をよく見つめ、ゆっくり歩くことを楽しむ工夫をしました。

                      


                          
                                第2図 園路を生かした庭


          西側は白川砂(イメージ・写真7)の中にリュウノヒゲを植え、高木はコーナーに落葉樹のイロハカエデだけで明るい雰囲気を出しています。
             東側はフッキソウや、キチジョウソウで地被し、つくばいや織部灯籠などを配置して露地庭としました。
             また、飛石には短冊石を入れ単調にならないように心がけました。
             門から玄関は大胆な切り石敷(イメージ・写真8)、玄関前は和風調のタイルとし、庭の飛石も含め舗装材に変化をもたせ通過することを楽しむようにしました。
             洋風様式の場合は園路を直線的にしたり舗装材料にレンガなどを用います。

                     
             写真7 明るい雰囲気の白川砂と芝生           写真8 角石を縦横の組違いにすえた格調ある石敷



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